では最新のオートバイでホンダ・ヤマハ・スズキ・カワサキなどの各メーカーは
一体どのような空燃比の燃料MAPをプログラムして販売しているのでしょうか?
答えは約「15:1」の空燃比になっています。
この背景には排ガス規制と言う大人の事情があります。やはり「13:1」では
車検に合格出来ないのです。しかしその薄い空燃比は低アクセル開度、低回転に
限定されています。実は残りの高アクセル開度、高回転部分の空燃比は
ほとんどの車種が「13:1」に設定されています。
この結果から「13:1」がいかに基準になっているかと言う事が分かりますし
HRCのホームページにもパーシャルの空燃比は「12.5:1」推奨とあります。
メーカーも本当は「13:1」でバイクに乗って欲しいのだと思います。
しかし一番街乗りで使用する開度、回転数に言わば規制が入っている事になります。
それを本来持のポテンシャルを引出し、街中、ワイディングをもっと気持ち良く
走行してもらうと言う作業が当店の行うセッティングと言う事になります。
ここまでの説明でノーマル新車時の空燃比がいかに薄い仕様になっていて
どの様な悪影響を与えているかと言う事が理解出来たのではないでしょうか?