ガソリンと結び付けなかった酸素同士が結びつき、高温にさらされた酸素が
プラグの点火時期とは別の要因で自然発火します。そのためマフラー出口から
衝撃波、音響を伴うオレンジ色の炎がでます。これが「アフターファイヤー」です。
特にエンジンブレーキ時によく発生します。この症状はマフラー交換のみで
セッティングしていない車両によく見られるのではないかと思います。
●エンジンに与える影響●
常に酸素が燃焼室に残されているためにピストントップが高温にさらされ続けます。
そのためピストントップの溶解やデトネーションによる自然発火でエンジンが
ノッキングを起こしピストンがシリンダーをたたいてしまいます。
熱によりアルミのシリンダーヘッドが変形しヘッドガスケットやヘッドカバーガスケット
からオイルが漏れたりするのもこれらが原因である事があります。